ボスは迷文家シリーズ |
北米人として初めてツールドフランスでイエロージャージー
アレックス・スティーダ

1986年の快挙
癌を乗り越えてツール・ド・フランスを三連覇したランス・アームストロングの快挙は自転車に興味がない 人でも知っている。ランスよりも10年先駆けて三連覇した選手にグレッグ・ラモンがいる。この彼もまた すごい。二度めの優勝のあとライフル暴発狩猟事故で腿を撃ち抜かれたのだ。そんな大怪我を乗り越えての 三度目の優勝であった。そんなグレッグのチームメイトで、グレッグに先駆けて5つのジャージーを勝ち とった選手が僕の友人AlexSteidaだ。彼は86年のツールでグレッグに先んじてイエロージャージーのステー ジ優勝を勝ち取った。
臭い話。ツールドフランスのような大金がかかっているレース中、いちいちトイレに立ち止まることは しない。一日200キロ前後の疾走を21日のレースでアルプスなどの山脈を超えてフランス一周をするのだ。 糞とだか小便は自転車にのったままやることになる。小便は珍ぼこをつまみだして脇にする。糞の場合は ショーツをまくって漕ぎながらの垂れ流し。それをサポートカーの担当者がトイレットペーパーをつかんで ふいてやる。キタネーったらありゃしない。大でも小でも下手な位置で後ろにつくとバッチイのである。 86年のツールでグレッグは優勝したのだが、彼は食べあわせが悪くて下痢で苦しんでいた。その上で優勝 したのだから凄いのだが、一緒に走ってチームを支えていた選手たちはこの下痢に嫌な思いをさせられた。 グレッグはケツをめくらないで、ショーツの中に垂れ流しで走ったのだが、それがショーツと腿の間から トバリ散る。それをよけながらのクセエ戦いだったと、アレックスは言っていた。