ボスは迷文家シリーズ |
シカゴの冬
東京なんてとこは常夏の冬だよ
僕は二年間の生活で二冬シカゴに住みました。 彼の地は水平線しかみえないミシガン湖に面していて、 北のカナダから風が吹き降ろしてくるような土地です。 NYのニックネームがBigAppleですが、シカゴはWindyCity。 風吹く町とでもいうのですが、これには政治口論が激しいので 風がおこる、政権交代が激しいので風向きが変わりやすい 等の説もありますが、それらを総合してもシカゴは風の町 なのです。風の町とはいっても、夏の風はそれでもいいのですが、 冬の風はWind Chill (風による寒さ)Factorを加えます。風の為 に気温がさらに下がるということ。そんなシカゴの冬を過ごした僕は 雪や凍りついた路面で悩まされた経験をつんでます。
シカゴは雪が降るとすぐに塩をまきます。ですからトール・ウエイ(有料高速道路) 沿いには塩庫がみえるのです。因みにフリーウエイというのは無料高速道路のこと ですから、自由だなんて勝手に解釈せえへんでくだされ。ハイファイセットの 中央フリーウエイ(中央高速)ってのは、中央トール(料金トール)ウエイと換えた 方がいい。まあ、そのシカゴランドのトールウエイ沿いには、三角の奇妙な形の建物 をした塩庫があるのです。あちこちにあります。形は逆三角の円錐状。上から 塩をいれる為にあんな形をしているのでしょう。これらの塩は冬の道路対策用 なのです。チェーンだとかスパイクは禁止されている平坦 な土地だから塩だけで済むのでしょうが、一冬塩だらけにされた 道路から跳ね上げた塩のためにシカゴを走る車の車体にはボロボロ に腐食したものが多くなってます。マフラーなんて道路に落ちている ことが多い。だから中古車を買う時にはカリフォルニアだとかの温 暖地で使われていたものの方がベターなのです。
シカゴの冬は氷点下30度なんてショッチュウのこと。60度まで下がる こともあります。ミシガン湖畔では、カナダからの吹き降ろしによって九十九 里浜でみるような大波が打ち寄せ、それが大波の形を留めたまま凍りついた ものを見たことがありました。
寒い日には高層ビル街の下には風が巻き下ろされて呼吸すらできないのです。 シカゴ時代、月に3,4度の出張をしていた僕にとって、朝おきると膝まで の雪は交通障害でしかなかった。飛行機の時間が迫っているのに、雪かき をしないと車がでねえ。そんなシカゴで二冬を過ごし、その後、僕は北緯47度樺太と 同緯度のシアトルに移住したのです(続き)。
おのざわショージ
12/21/01