ボスは迷文家シリーズ

チョンパン(朝鮮パンチ=差別語)を目撃した。


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興奮醒めやまぬうちに書き留めておくことにします。息子と二人で、シアトル最大の日本食のスーパー・マーケット宇和島屋のレジで支払いをしている時のこと。僕らのすぐ後ろには四人ほどの客が支払いをするのに並んでいた。そこへ20代後半の女性が来て、僕らのすぐ後ろについた。彼女は次に順番を待つ三人といっしょだった。家族の一員だということがすぐわかった。何も問題はない筈。ところが一番後ろにいた70前後のオババが、この女性にイチャモンをつけた。韓国語でわめいている。女性は英語で、私はこの三人といっしょなのよ、と言い訳をしている。オババは、更に韓国語で喚き始めた。女性はそれを無視した。すると、、、、70オババは、この女性をこずいたのだ。ストーリーはここからはじまる。

自分の娘が他人から小突かれて黙っている母親はいない。アザラシだって、鴨だって親は子を守る。それを見ていた中国人母さんは、頭にきて、「何すんのよ、このクソババア」と中国語で言い返して(雰囲気で理解できた),オババを小突き返した。すると、すると、何としたことか、オババは右手のコブシで、中国人母さんの顔面へバンチ二発、引き続いて出たのが有名な朝鮮パンチ。頭突きを受けた三人目の中国人オバサンは鼻血を出した。とめに入った娘もすかさず三発受けて鼻を赤くしてしまった。あれよあれよという間のできごとだった。僕も息子もあっけにとられていた。オババは、そこにいるみんなをぶん殴ると、肩をいからせて、僕らの横を抜けてレジの反対側に出た、、、。するとそこには、この喧嘩を、やはりあっけにとられて見ていた(皆があっけにとられていたのだ)中国人家族のお父さんが待ち受けていたのだ。ところがオババはそんなことを知らない、、、、。

中国人父さんは、前を通りすがるオババのオケツ(キタネーけつだ!)めがけて脚蹴り一発短足キック。通り過ぎようとするオババのオケツに触れたか触れないくらいの頼りなさだった。しかし、怒り狂うオババはこれを見逃さなかった。ギっと睨み込むとその面構えは、朝鮮パンチで鍛えられた様相すらあった。韓国や朝鮮では、ぶっ飛ばしやぶっ飛ばされが多いと耳にする。このオババも例外ではなかったのだろう。喧嘩の場数を踏んでいるのに違いない。さっきのパンチだって、相当慣れたもんだった。顔面に入れる一撃には狙いがついていたことがわかった。それに反して中国人父さんの脚蹴りのたよりのないことといったら、、、、あれではきっと後で家族から馬鹿にされるに違いない。父の威厳が崩れる一瞬に僕は居合わせてしまったような気がする。何故、馬鹿にされるかといったら、このお父さんは、脚蹴りの威力がなかっただけでなく、更には彼は仕返しパンチ二発を顔面に受けてしまって、その後何もできなかったのだ。きっと、今ごろカンフーを習っておけば良かったと後悔しているのに違いない。

オケツを蹴られたと察したオババは、お父さんを睨みかえし、右手のアッパーを鼻筋に一撃し、すかさず左手でもう一撃。そのパンチのするどさに父の両顔はきれて、そこから血がながれ始めたのだ。このオババは、みんながあれよあれよとしている内に消えていなくなった。この間、二分とかからなかった。この二分の間に、このオババは20発近くのアッパーと朝鮮パンチを入れている。中国側からの反撃はゼロだった。

まだまだ朝鮮半島はきな臭いと思った一日でしたが、皆さん、それにしても韓国人の女性は強いですね。昔、シアトルの出版社でグラフイックをやっていた日本人男性は、韓国人女性と同棲していたのだけれど、事あるごとに、例えば、仕事の用件で女性から電話があったとか、女性の名前が二人の間の会話に出ただけでも、相手は嫉妬心から怒り狂い、その彼は顔面パンチや廻し蹴りを受けていました。現在の彼はマイクロソフトに引き抜かれてシンガポールへ行ってしまったけれど、韓国彼女を連れて行ったのだろうか。そして彼の彼女も、70になっても現役で廻し蹴りをいれたりするのだろうか、、、。それに比べると、日本人の女性はいいですね。心が優しいよ。

息子と僕の二人はこの後で藤寿司へランチに寄ったのだけれど、二人とも今見た光景が信じられない。その為もあってか、息子は二人前食べた後にも僕のお皿に箸を伸ばしてきた。僕はこれまでの人生の中で、それぼど何度も喧嘩を目撃したことはないのだけれど、ここ十年で三度も目にしていて、そうのうちの二度が韓国人だった。

しかし、あの70才のオババは凄かった。目でしっかりと狙いをつけて一撃を加えていたのだからね。僕の脳裏にはあの光景がまだ記憶に鮮烈に残っている。被害者の大の大人四人が何もできなかったのだ。それも一瞬のできごとであった。

小野沢昭志
02/27/00

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