ボスは迷文家シリーズ |
芸能ニュース汚染のミーハーおのぼりさん
有名人だから群がりたがる、という人がいますよね。 それも有名人の仕事のひとつだ、と彼等は言います。 でも、僕はそうは思わないんです。彼等も僕らと同様に、 一人でのんびりとしたい時をもつ人間ですよね。 プライベイトの時はそーっとしてあげることがマナーだと思います。
清原がシアトルで買い物をしている時に写真お願いしますといったら ソッポを向かれた、、、頭にきた、、そういう人がいました。僕は、 彼等だって、きっと嫌な筈だから、そうっとしてあげるべきだった、 と説明したのです。彼いわく、有名人とは騒がれることも商売だから、 ちゃんんと対応すべきだ、と言っていました。
当社でアルバイトをやっていた学生が、シアトルの紀伊国屋書店に
行っ時にヤンキーズの伊良部と出合った。伊良部に近づいた結果、
この彼もアタマにきてました。
その時の会話:
学生 「あっ、伊良部さんですね。最近調子はどうですか?」
伊良部 「お前の知ったことか?」
学生、とまどって次の言葉がでない。
気持ちを入れなおして、、、
学生 「美味しい日本食店みつかりましたか?」
伊良部 「お前なんかに言う必要ないだろう!」
学生は言葉を失って、その場を去りました。
「有名人だから愛想を振舞うのも商売のうち」とするミーハーさんたちの 言い分には説得性があるのですが、それは日本国がスポーツ、芸術 最近では政治までをも芸能バラエティーにしてしまっているので、本来 のスポーツだとか芸術だとかを超えた部分で彼等をタレントのように 扱うからでしょう。野球選手はもともと野球だけに興味があるわけで、 芸術家は芸術です。そこいら辺で我々を愉しませてくれているのですが、 彼等にも個人の生活があるわけです。それなのに24時間彼等が有名人を 振舞っていたら、彼等だって精神的にマイってしまいます。そんなことも 理解しようとせずに、有名人なんだからファンの要望に応えることが あたりまえだ、なんて思っているのはミーハーさんの身勝手というものです。
二週間ほど前に、ベルビューの東京レストランに8:30頃行って寿司 カウンターに座っていたら、マリナーズのショートを守るカルロス・ギエン が来ました。昨夜はテレビニュースのアンカーを勤めるジュリー・オガタ が来てました。三週間ほど前はFox13ニュースの野球解説員、、、 アメリカ人の客は彼等のプライバシーを尊重しています。ギャーギャー 騒ぐのは日本人だけです。
以前、帝国ホテルの喫茶店の我々の隣の席に三国錬太郎がいましたが、 さすが、帝国ホテルを利用する客たちは、彼に気がつきながら、声すら かけませんでした。同じことが今は"亡き"有楽町のソゴウ百貨店近くの 喫茶店でありました。小さな喫茶店だったのですが、僕が座っていた 席のとなりに大林宣彦監督が座ってました。ちょうど、新作映画「さだ」 が封切られた日でした。この時も周囲のみんなは彼をそーっとしてました。 6月上旬、銀座の小さな天ぷら屋に津川雅彦が現れましたが、他の 客たちは、彼がそこにいないものとして食事をしていました。みんな 有名人たちのプライバシーをリスペクトしているのです。でも次のような 経験もありますから、ひょっとしたら場所も影響するのでしょうね。なに しろ渋谷にはガキっぽい連中が集まるので、、、
「NHK近くの渋谷の公園通り沿いの喫茶店にいたら、なんと仲代達也さん、 田中邦衛さん、井川比佐志さんが入ってきてわたしたちの斜め前のテーブル に座ったんです。最初は わかりませんでした。仲代さんはサングラスを かけていましたし、他のお二人は、普通の服を着ていると ホントに 目立たないんです。仲代さんは、声でわかりました。騒ぐのは失礼だし、 わたし自身は彼の声をもう少し聞いていたかったんで、静かにしてました。 でも、他のテーブルの人たちが騒ぎ出したので、注文した飲み物を 飲み干すと、さっと出て行ってしまいました。それから、同じく渋谷で、 横断歩道近くを歩いている渥美清さんを見かけました。トレンチコートに、 帽子をま深にかぶり、本を抱え込みながら。でも、あの目と、眉の上の ほくろは、隠せませんでした^^;何より抱え込んだ本の一番上の文字が 「男」でしたから、まちがいないと。でも、誰も気がつきませんでした。 わたしは一人静かに寅さんが視界から消えていくのを見ていましたっけ」
おのざわショージ
07/20/01