ボスは迷文家シリーズ |
二人の社会学者
グスターボ・ぺレツ・ラミレツ博士夫妻とジョージ・ドレイク博士
昨年そして今年の南米旅行でいろいろとお世話してくださったグスターボ・ぺレツ・ラミレツ博士夫妻が シアトル訪問中だ。先週の土曜日に僕は彼等をランチに招き午後はシアトル案内をした。今夜は、昨年 同行したDawnの家で夕食会が行われる。場所がカナダ国境の町べリングハム市なので途中居眠り運転に なりそうだ。
グスターボ・ぺレツ・ラミレツ博士は、60年代に南米の先住民族解放運動のリーダーの一人であった。 同胞に機関銃をもった神父として名の知られたカミロ・トーレス博士がいた。カミロは同胞であると 同時にグスターボにとっては無二の親友そして学友であった。大学から博士号までふたりは社会学を ともに学んだ。ふたりともコロンビア右翼とCIAから命を狙われて、カミロは殺されてグスターボは コスタリカに逃げた。コスタリカにてグスターボは神父となり平和活動に従事。その後、国連に招かれて 7年前にリタイヤーする頃は、世界人口統計の責任者となり、国連本部部長職についていた。現在は、 エクアドールのキトに住み、コロンビアの新聞El Espectador紙とエクアドールの El Comercio紙の コラムニストなどをつとめている。上梓した本の数も多い。
奥さんのFinaさんはエクアドール少数派の白人だ。要は征服者の末裔。アンデス山中の田舎町に 大きな敷地をもっている。そこに建つアシエンダに僕は二度ほど行ったことがあるが、この村に くると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に襲われる。昔ながらの服装の先住民族が 壇上に立つFinaさんの下に寡黙に集まり、そこで彼女は村人たちに話し掛ける。植民地時代の影が 今だ色濃く残されている。彼女は彫刻家でもあり、南米や北米で個展などをひらいている。

スノークオルミーの滝(ツインピークスの謎の舞台となった場所)
藤寿司でランチ

藤寿司近くの宇和島屋でエビの値段が輸出国エクアドールよりも安くてびっくり
グスターボは僕が親しくさせてもらっているジョージ・ドレイク博士と親しい。ジョージも社会学者である。 そんな関係で彼等は親しくなった(参考まで、俺だって社会学だぞ)。ジョージとグスターボがアマゾン 先住民が長い間つちかってきた知識と伝統を棄てて町にでる現実を心配して、彼等の文化伝統を保存させる 為にJungle薬草セミナーのセットアップを計画して僕がそれに参加したことが僕とグスターボの出会いで あった。だから、昨年と今年の二回、僕とジョージはアマゾンに行った。今月6月にはジョージと僕の ふたりは日本訪問もした。彫刻好きが嵩じて自宅敷地に彫刻の森公園をつくってしまった彼は箱根の 彫刻の森訪問を希望したので、友人の金山勅子さんに頼んで案内してもらった。ジョージの彫刻公園には 常時100点ほどの屋外オブジェが展示してある。彼は、無名で優秀な作家に展示の機会を与えている。 因みに、彼が教鞭をとっていたWesternWashingtonUniversityにはイサム・野口の作品がある。

箱根彫刻の森美術館

箱根彫刻の森美術館内の茶室

小田急ロマンスカー

新宿の喫茶店
おのざわショージ
2002年06月29日