ボスは迷文家シリーズ

日本にまだある故郷
今回の日本は東京にいることがなかった


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昨日、バンクーバー経由で成田から戻りました。晴天爽やかなシアトルは空気が美味しいと思いました。 何しろ東京の空気は汚くていけない、、でも今回の出張の東京は出入りだけ。東京では基本的に人と会う ことすらしませんでした。今回は、岡山から長野にかけて"初めて"の日本をまわってきたものです。日本 再発見の旅でもあったようです。特に東京の嫌な部分だけが目立って仕方ない僕でしたので、日本の地方 都市に、東京が失った故郷的な良さをみつけるオドロキを隠すことができませんでした。

最初の目的地は岡山。新幹線で名古屋から岡山に行き、そこから秀吉による水攻めで知られている 津山そして勝山へと向かいました。岡山からは信州松本へ行き、そこから大糸線で穂高。どちらも 初めての土地。行き先々で、優しい日本人たちと接してきました。驚いたことは、6才の幼児が 自転車で道を渡る時、両方向からの車が止ってくれたことです。シアトルと同じです。シアトルでは 相手が大人でも止ってくれますが、まさか日本人が、、と思っていたのでこれもオドロキでした。 今回の訪問で故郷日本を再発見した感を強くもつことができました。都会的な人間たちとの付合いにない 新鮮な良さを感じることができた喜び、日本もまだまだすてたものではないですね。

穂高では、日本アルプスに囲まれたのんびりとした田園風景が爽やかでした。運良く晴天にめぐまれて 念願の温泉につかることもできたことは、僕の人生における喜びのひとつ。東京往復の出張では考え られない「良い」時をすごすことができた喜びは忘れることができません。

勝山の駅、そして穂高の駅も忘れることができません。これもコンクリートづくめの都会の駅にはない、 暖かみと穏やかさを醸し出しているのですね。帰りの“あずさ54号”はことさらのように情緒深き ものだったので、日本の郷愁を詰め込んだ僕の心は、故郷に残る人々のゆったりとした日常生活を 懐かしがっているのでした。

小野沢昭志
2002年06月13日

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