ボスは迷文家シリーズ

飲酒運転サバイバル


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こんなことは自慢にならないのですが、僕は酔っ払い運転で検問でとめられても、何とかその場をうまくやり抜けることをしてきました。学生の頃からずっとそうでした。 日本では学生時代の泥酔運転を含めて五回ほど。アメリカでも三回ほど。全てうまく逃れています。一度たりとも飲酒運転でつかまったことはありません。

一番最後は四年前。 日本の雑誌の仕事で世界一早い男のピットに三日間いました。やはり雰囲気ですね、自動車レース・サーキットでのバイブレーションが身についてしまって、自分の運転する車のスピードも上昇気味になってしまうのです。そんな折にみんなでパーテー。 うちあげの後、結構飲んだ僕はスピードを落としてゆっくりと、、、なんてことも考えることができないくらいの泥酔ぶり。 140Kmのスピードでパトカー二台を追い越してしまい、追跡されたのでした。

後ろからの赤と青のフラッシュに気がついた僕は、窓を開け深呼吸を5分間ほど続けることにしました。咄嗟の判断だったのです。この時間を稼ぐ為に、五分間だけは逃げ切ったのです。 そしてもういいだろうという頃合いを見計らって、道路際にとめて、追いかけられているとは知らなかったとしらばっくれて、アルコールの検査を受けました。

リセットしなおして三回検査されました、それでもアルコールは検出されませんでした。お巡りさんは、こんなに臭っているのにおかしいな、、、と、僕に質問、、、ビールをこぼしたか? 僕はすかさずレーサーのケニー・バーンシュタイン(有名)が酔っ払ってしまい、ビールのピッチャーを僕の腕にこぼした、、、と言って袖に染み付いたビールの匂いを嗅いでもらった。

日本で昔、五円でレッド・ニッカとジンがノミ放題というのが頻繁にあって、学生の僕らは一人五円で一人一本づつノミ干したことが何度もあった。パブがではじめたころの話しです。 一斉のパトカーの後部座席に座らせられて、ジンを飲み干した僕が警官の顔に向けておもいきりハッ〜と息を吹きかけて、ね、飲んでないでしょう?といったら、ビールと酒とウイスキーだけが酒で、ジンなんてお巡りさんの生活圏になかった時代だから、君はジュースだったんだね、気をつけて帰りなさい。なんて言われてしまった。まあ、においを嗅いでもらった時に、、こんなことを思い出しました。

パトカーを140Kmで追い抜いたことによるスピード違反のバッキンで済んだわけですが、ラッキーこの上ありませんでした。

シアトルでは、酔払い運転は一週間の刑務所に入れられた上、運転免許は取り上げられて、保険も解約となるので、これだけは避けなくてはならなかったのです。 深呼吸でアルコールが検出されないだろうなんてことは知りませんでした。昔からこんな感じで一斉の時もうまく逃げてます。 もちろん、飲酒運転は四年前が最後で、今は飲んだら乗るな、乗るなら飲むなの生活です。

まあ、なにが言いたかったかというと、このように臨機応変な人間でないとオートバイで地球縦断だとかも難しいということなのです。何故誘ってくれないのか?なんて文句を言ってきた人がいるんですが、、、、、、体力気力以外にも咄嗟の判断で行動を早くとれる人でないと無理なんですよね、こういうことは。僕なんか、ちょっと早すぎるキライがあって、外へ出ようと思った途端、ドアノブを手にする前に頭をドアにぶつけてしまうほうなので、、判断にしても先の先を読み過ぎて失敗なんてことも多々あるのですが、、。

 
おのざわショージ
06/26/01

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