ボスは迷文家シリーズ |
匿名のインターネット
見えない強さ
「言ったもん勝ちという言葉がありますが、 日本では、必ずしもそれが当てはまらない場合が多いと思い ませんか? どんなに理路整然としていても、こてんパンにやられている状況を見かけます。 掲示板など は当初物珍しさからいろんな発言がありました。 それが、いつしか発言者が四面楚歌になる場合が多々あ ったり、逆に美辞麗句を並べたつまらない掲示板が多いようです」
国会でもあげ足取りばかりが続いています。掲示板による発言者のあげ足取りなども国会と何らかわること がありませんね。弱いものを追いつめることに快感を感じているのかもしれません。以前、知り合いの Greyhoundのオーナーが自分のHPに書いた意見が異常者とみられる男から執拗なまでもの苛めにあったこ とがありました。相手は匿名、、好き勝手いいたい放題で身元を明かしている相手を追いつめるのです。 僕も同様な被害にあっております。日常の中にみる陰湿な苛め、それは日本的傾向のような気がしてなり ません。
おびえている弱いものを更に苛めるという日本特有の陰湿さがあります。もちろん全ての人ではありません が、そういう苛めの心理、お局さんなんてそのいい例です。 要は、弱いものや脅えるものの心理を利用し た自己権威の主張、そんな場でしか自分の存在感をあらわすことができない心理。それが日本人には強いと 思うのです。アメリカにも強気の脅しや苦情がありますが、多くはそれで金もうけしようとする下心がある 場合です。
よく分からないのですが、ネット上のイヤガラセ、苛め、そして追いつめは、発言に蓋をかぶされてきた者 達の中の何%によるものではないでしょうか。匿名が許される見えないインターネットをよいことに、 自分たちの抑圧された気持ちの憂さ晴らししているのかもしれません。でも、これは異常としかいえません。
お便りを下さった方は、内容が感じられない美辞麗句を並びたてたものが多いとも指摘されましたが、 実は、僕のところにもそんなグループからの回覧が廻ってきた時期がありました。こちらからの返事や コメントは真実をついておりました。彼等は真実を伝えられた時に目を醒めさせられてしまうのです。 インターネットというバーチャルな世界に逃れていたのに、すぐに現実に戻されて自分を直視しなけれ ばならなくなるわけですから、Truth hurtsで戸惑ってしまうのでしょう。だからか、最近は僕のところ にはその回覧がこなくなりました。僕は、美辞麗句満載の手紙に価値を見出すことができませんでした。
出る杭は打たれる、これは特に日本に当てはまることです。経験が浅い者や若年者はだまっていろ、 という風潮です。女子供はだまっていろ、というやつですね。これが日本人の発言訓練をさまたげてき ました。気が弱ければ弱いほど発言が苦手になるのです。訓練がない発言には理路整然とした筋がありません。話の内容がすぐに横道にそれてしまうのですが、本人は筋が通っていると信じ込んでいます。
多くの会議で気がつくことは、会議内容がいとも簡単に脱線してしまうことです。 トンカツについて語っている時にすぐにメンチカツの話題に移りやすく、それが更にピザに転じる。 気がついた時にはトンカツは冷めてしまっているのです。しかし、誰もが関連する話題なので脱線 したとは思っていない。メンチカツやピザの話題はトンカツ以外の類似商品について語る時に初めて取り 上げるべき内容なのですが、トンカツの話の最中にすぐにメンチカツに転じてしまう。そんな会話や会議 を多々みうけます。
質問をしておいて、こちらが回答しはじめたらそれを最後まで聞くどころか、 その中の言葉ひとつをとって次の質問をしてくる人とも出会います。聞き手が次々に話題を転じてしまう のです。面白いことは、そんな質問が美辞麗句の人々の口から出てくるのです。よく考えてみれば、 美辞麗句的な人付き合いに関心が集中しているので、彼等にとって話の内容はどうでもよいことなのか もしれません。
おのざわショージ 091301