ボスは迷文家シリーズ |
弱者応援大不足=日本のインフラ
インフラの遅れと法の不備
弱者たちにとって日本は住みにくい国です。法と行政そして国民の間に弱者を守るという思想が 低いからです。女性を守るための法規制は、無神経な男性の尺度によって作り上げられています。 同様に、少数民族や身体にハンディーをもつ人たちへの対策も、マジョリティーと正常人の基準で 作られています。ですから現実には、弱者を守る為の社会 設備や理解度の徹底には大きな遅れととっているのです。
女性問題にしてみれば、「女の“くせに”、、」などといった女性を卑下する発言が、それを取り締まる べき立場にいる管理者の口から出てくるのですから話になりません。「車椅子は邪魔だから横によって!」 も同様です。相手を邪魔物あつかいにすることを避けようとするリスぺクトが欠けています。 車椅子の人たちのインフラ造りが遅れている理由のひとつに狭い土地環境が言 い分けとして使われていますが、基本的には弱者を守るという思想が日本に欠けているような気がしてなり ません。僕の知り合いが脳障害のお子さんを抱えて います。日本の役所の窓口で、「こういう子ができるのは親が駄目だからだ!」と叱られたそうです。 電車の中でもジロジロと詰めたい目。 そんな中にいると、自称人道主義者たちが同情的に話し掛けてく るわけです。「大変ですね、これからどうなさるのですか?」。僕がその場にいたら、「バカやロー」と 怒鳴ってますね
日本と異なって、アメリカでは、女性の立場、少数民族、車椅子など全ての弱者を守るため政策が優先されて いるのです。その上で国民の理解も高い。アメリカのことなら何でも真似する日本、、どうしてアメリカ の良い面を真似しないのだろうか。
ワシントン大学では、少数民族優遇政策ととっている結果、アジア系生徒数が全体の7割を占めております。 日本に当て嵌めるならば、北海道大学がアイヌ系民族を優先して入学させる。大阪大学が同和問題に苦しむ 人々を優遇して入学受け入れをする。そして名古屋大学が在日韓国人学生を率先して迎え入れるということ ですね。ところが現実には、最も進歩的である筈の国立大学が外国人学生たちを受け付け枠から外している というではありませんか。進歩的(?)である筈の学者たちの態度を反映しているとも思えないので、 これは行政の問題でしょう。
日本では相手の気持ちをリスぺクトすることなく、弱者に向けて攻撃語がでる粗野な面をもった社会です。 全ての弱者たちを守り、彼等に社会参加させるという思想が欠けているとしか言い様がありません。 役人たちの意識向上が求められるところです。
小野沢昭志
2001年11月06日