ボスは迷文家シリーズ |
アメリカのジャーナリズム
凄いのひとこと
ナショナル・ジオグラフィックはここ10年間アフガニスタンの取材を続けてきた。タリバン地域 に入り込んでの取材もあったし、ロシア軍に入り込んでの取材もあった。それらを毎晩のようにテレビで 流している。アメリカのジャーナリズムは凄いのひとことだ。
本日は、対ロシア戦線にいきる9才の少年の姿を写していた。今いきていれば20才になる戦士 に違いない。テレビの前で9才の少年は日本の子どもが玩具の拳銃で遊ぶように本物の自動小銃 と手流弾で遊んでいた。この映像の中で、20半ばの青年は、アフガニスタンは戦うことしか 知らない、今はロシアが相手だ、アメリカは国内での戦争を知らないだろう、アフガニスタンは 異民族との戦争を続けてきた、今始まったことではない、聖戦でしぬことは望むところだ、それに よって俺には極楽が待っている、、本気でそう信じている口調であった。
一昨日だったか、アフガニスタン侵攻するロシア軍の将校の写真を写し、今の同一人物のインタビュー があった。ソ連崩壊後にアメリカに移民した人だ。彼がアフガニスタン人の戦いを語っていた。 インタビューによると、タリバン戦士たちは、生き延びる為に戦うのではなく聖戦の名のもとに戦う、 だから失うことを恐れない、ということだ。
五年ほど前、ナショナル・ジオグラフィックのジャーナリスト夫婦が数年前にアフガニスタンで殺害された。 最近のテレビで報道していたわけではない。この夫婦は僕の友人べッツイーの友人夫婦であった。僕が シルクロードをオートバイで進む予定だ、と話したら、彼女の友人が殺されたことを教え、この地域が どれほど危険なのかを説明してくれた。
同じナショナルジオグラフィックのジャーナリストは、カメラマンと二人でアフガニスタンを 10年間取材し続けてきた。今晩のテレビでは、アフガニスタンの貧困の家に行った時、 そこの家庭にパン一切れが残されていたとしたら、その一切れは客に振る舞われる、彼等は それほどまでにして家に入ってきた旅人はもてなす民族だと言っていた。
彼が言っていた、キリスト教、ユダヤ教などに過激派がいるように、 イスラムの過激派がタリバンとアルカイダ。ほとんどのイスラム教徒は平和を望んでいる。 そういうことだった。タリバンやテロリストたちはアフガニスタン人というよりも パキスタンやサウジからきたモスリムである。
このように、アメリカの報道はアフガニスタン内部に入って取材を続けてきた。 日本のメディアのような現象へ反応するだけの報道ではないし、ヒステリックな 取材なのにフジのカメラが入って取材してきたという言い方もしない。アメリカの ジャーナリストたちは凄いの一言である。
11-02-01