ボスは迷文家シリーズ |
同じ穴のムジナ論 (その2)
平和ボケもいい加減にとのお叱りの方から再び手紙がきました
私如きのオツムの弱い知性の低い者に早速のご返事どうも有り難う御座います。
確かに貴方の言われるように私の意見は「村意識から抜け出ることができない人」典型的なアホな日本人 なのかもしれませんネ。 今日本には、「北朝」朝総連系の朝鮮学校と、「韓国」民団系の学校が有りま すが、民団系の学校は日本人にも門戸を開き文部省からも認定を受けて国際人を養成する目的の普通の 学校となっています。「誰もが抑圧されていて、声がでないだけです。朝鮮学校とて同じ事ではないで しょうか。みえぬ抑圧などを恐れているかもしれない」という事ですが。私が言うのは、日本に暮らし ながら在日の人であれば日本の学校に進学できるのにそれを無視してまでも、なぜ祖国の北朝鮮偏重主義 を唱え金正日崇拝、反日教育を指導するような朝鮮学校に学ぶのか?という事です。別に今、日本の学校 に行ったからとしても、特別差別される事は無いし、(約30年前の昔、私の出身高校は在日の朝鮮、 韓国人が多かったがそれは無かったです)北朝出身の人たちでも脱北して朝総連から一線を置く人も居る のですけど、そういった組織を認める事は必要なのかな?と思います。今話題の拉致事件にしても、 日本国内で支援した人物に朝鮮総連関係者や朝鮮学校関係者がいたとの報道があります。私は20数年前 に警察関係で仕事をしていた経験があります。その時初めて朝鮮総連の事を知り、こんな恐ろしい組織が 日本国内に有る事を知りました(その下部組織に朝鮮学校が有る事も)。警察関係は私が言うまでも無く そう言った事実は特定しています。しかし日本政府の戦後の弱腰外交や、日本国内で生活している北朝鮮 出身者に対する気遣いも有り公表していなかったのです。
民を守ることができなくて、何の為の国家なのか? 問題はここいらへんに尽きるのではありませんか?
基本的には、国を守る、国民を守る、己を守るという意識が、 日本国、そして日本国民の間に存在していなかったことに原因があり、 今回のような国民を守ることのできない結果を産み出したものと思っています。
自衛隊がその役割を果たすべきだったのでしょうが、 アメリカの傘下で平和論をエンジョイしてきたこの国には、 いつ北から襲われるかわからない、という緊迫感が完全に欠落しておりました。 このことに関しては過去のカキモノをお読みください。(ここをクリック)、
国と国との力関係は、やはり冷戦時代にあったように、力のバランスで 決まるでしょう。そのLeverageを持たない日本は、外交の場でも 発言に重みが感じられない。そんな中でも外交力を出すべきですが、 パフォーマンスや演技演出の効力を軽んじている日本政府や官僚たち には、その力があるとはいえない。その点、即戦力を示す英国の 痩せこけたブレアー首相のヒステリカルな喋り方の背後には英国の 戦闘力がある。日本の首相の背後にあるのは自民党の派閥争いの 歴史だけです。これでは重みもなにもあったものではないわけですね。
今、ここにきて国民を守ることができない国家が追求されるでしょうが、 それこそ平和ボケして、北の存在を軽んじていた国民の意識の持ち方、 非武装中立・恒久平和主義に、そもそもの緊迫感不在の責任があったのです。
拉致問題は、昔から起きていたことで、それが起きてニュースになった時でも 大衆は我関せずという態度を貫いてきました。正に北からの脅威を 感じない平和ボケでした。それが、今、蓋をあけてみたら北はどうしようもない! と怒っているのです。
ぼくは、この変容に対してクレームをつける気持ちはないのですが、 日本の国民はここで、国を守ること、そして国民を守ること、その 為には憲法が改正されるべきか、改正しないのだったら、如何にして守るように すべきなのか、そこいらへんに関して考え直すべき良いチャンスだと思っています。
今ここで小泉さんを追求しても致し方のないことだと思います。 小泉さんは単に時の首相という現象でしかなく、根本的には、 アメリカという軍力に守られき続けてきたことをポッカリとわすれて、 日本には軍がないから平和が守られてきたと大きな勘違いをしてきた 国民そのものに問題があったと思っています。
今回の拉致事件の真相によって、国民を守ることのできない日本国家の存在が 認識されたわけですから、ここで国民を守る為には、どういう意識を持つ・持たせるべきか、 意識だけでよいのか、自衛隊にはCIAのような組織があるのだろうから、その組織の役割 と権限、そして武力行使力はどこまで与えられているのか、、そこいらへんを見つめ直す 必要があるでしょう。行使権のないCIAではチョロイものでしょうから。
拉致事件に巻き込まれたご家族の心中は怒りのぶつけ場所がないほど 辛いものだと思います。この感情が醒めないうちに、国を守る為には何が必要か を国民が考えなければいけません。しかし、同じ穴のムジナ論で、朝鮮学校の生徒たちは 苛められても仕方がないとする貴方のお考えは、ユダヤ人を迫害した頃のドイツ人が みせたヒステリアと変わることがありません。
日本に住む朝鮮の若者だからこそ、北のやり方や言い分に疑問を持つものです。 事をおこすのに戦略というものがあるならば、そんな彼等を敵とするのではなく、 彼等を反金政権に変わってもらうことが、現実的な方法なのではありませんか。 内部崩壊です。
日本共産党も同様です。資本主義経済の中でヌクヌクとしてきた共産党員たちには、 革命を目指す意識なんて毛頭もなく、党員みな資本主義的中産階級の恩恵にさずかっています。 情報が氾濫している日本に住んでいるわけですから、当然、共産主義の現状や実状を知っている。 だから、自分たちは共産生活を目指していないわけです。しかし、観念論先行でインテリぶることで 存在の証明ができて、それが評価される日本ですから、日本にはまだまだ共産主義信奉者は残る ことになります。しかし、世界革命を実現しえずに崩壊した共産主義です。日本の共産党員はすべて プチブル至上主義に埋もれていますから、行動力はゼロではないでしょうか。そんな彼等が 自分たちの存在を証明するだけの為に共産主義思想が残っているような気がします。 こんな人たちが、共産主義政権が帝国主義的圧政をしいているにもかかわらず、 共産主義の実体を知らないままに、米帝日帝排除を叫んでいたわけです。
70年代前半までの日本には、 韓国を批判して北朝鮮を信奉していれば知的階級という雰囲気がありました。 朝日新聞がそのリーダーシップをとっていたと思います。 南のことを少しでも良く書いたライターは右翼、 北を賛美したライターは進歩論者、、そんな風潮でした。 毛沢東の文化大革命は、タリバンによるバーミャンの仏像破壊を規模を大きくしたものでした。 朝日新聞あたりはそれすらも賛美していたのです。 彼等には日本の知性を代表しているという自負があったのです。 そんな人たちが、日本を骨抜きの国にしたと思っています。
貴方がおっしゃる国を守るということは、 朝鮮総連や朝鮮学校を解体するだけで実現することではありません。 解体しても、彼等は別の媒体に身を代えてそれを続けるだけです。 実際には、そんなオルグ活動をする人たちはごく一部ではないでしょうか? 北から洗脳されている人たちです。 生徒たちはそうでない筈です。 タマタマ親たちが、反日感情にドライブされて、朝鮮学校に子たちを通わせる。 それによって、自分たちのアイデンティティーを保っている。それが現状だと推測します。
早いはなし、朝鮮学校は表面現象でしかありません。 外交を通じ、オルグ活動が不要な世の中にしていくことも戦略ではありませんか。 北が、市場経済主義に身を変えるのは時間の問題でしょう。 それが実現したとき、彼等も、時代は政治イデオロギーを不要としていることに気がつくでしょうが、 それは、次の政権に変わった時です。 なにしろ、金さんは共産主義と反日を売り物にシテ今の地位を保っていることでしょうから。 市場主義経済とともに、北の人々にも新情報が入ります。 それによって彼等に知識が増えるのです。知識は相手理解の始まりです。
小野沢昭志
2002年10月05日