ボスは迷文家シリーズ |
国際社会で恥ずかしがり屋では許されない
恥ずかしがり屋の為に、話し掛けられると顔を強張らせたり ソッポを向いてしまう大人がいる。相手を嫌ってのことでは ないことが日本人の僕にはわかる。しかし、相手がアメリカ人 だと、彼らは「何と不愉快な人なんだろう」と思ってしまう。ア メリカ人は大人だから、「きっと私のどこかが気に障らなかった のだろう」という表現をして非が自分にあると社交する。
恥ずかしがり屋は、悪いことではないのですが、少なくとも 社会人として対人関係の多い中に入り込み、そこで成功しよう とする人にとっては乗越えなければならない壁だと思います。
日本の家庭と学校が子供たちに社会適応性を、知識としてで はなく、行動する為の訓練を通じておしえていたならば避けら れることなのですが、日本では子供達を「未熟者」という枠の 中にいれっぱなしで、社会人になる為に必要なことは勉強 をすることだけだと勘違いしています。受験勉強を通じた暗記 だけに力を入れているからおかしなことになるのです。
恥ずかしがり屋の原因の多くが次にあります。
1)自信が確立されていない為
受験勉強で暗記知識を詰め込むだけの教育を受けている限り
自信がつくことはないのです。自信とは、自分が何かを成し遂げた
ことによって得ることができるもの。
2)言葉下手に原因する
言葉下手とは思考が整理されていないこと
3)対人関係の訓練がなされていない為
学校と家庭で以上三点の訓練機会を与えるだけで、国際社会で 通用する適合性をつくりあげることができます。しかし、実際はそう していないから、日本人の学生たちは同年のアメリカ人学生たち と比較した時、極めて非社会的です。今までに、大人に反発して 自分たちの大人性を主張してきたくせに、現実の大人社会で機能 することができないでいます。要は、社会人として一人前の対人関 係を保つことができないわけです。一度、大人社会に入ってしまえ ば、何とかアジャストしていけるのですが、そんな社会性は日本人 同士の中で通用するものであって、国際社会では未熟そのものです。
最近、小泉さんが各国の代表の中に入っていったが、過去の首相 でそれができたのは中曽根さんだけだったと報道されていました。 我々は国際化してしまった時代に生きているのですから、日本人の 今の程度では、対人関係のテクニックや意志伝達のテクニックの訓 練がどうしても必要だと思います。日本の学校は余りにも受験に目 をやりすぎてしまっている為に、社会生活をスムーズにする為の対 人テクニックや意志をきちんと伝達するテクニックを教えていません。 小学校から中学までで良いから教えるべきだと思います。それが実 現されたら、日本人は簡単に国際人になることができるでしょう。留 学生だけではありません。アメリカに来て、殆どの人たちが日本人 同士で固まっています。こちらに来ている人々は、アメリカに惹かれて 来ている人ばかりです。しかし現実には誰もがアメリカに入れないでい る。これって機会の無駄だと思われてなりません。
小野沢昭志
2001年9月10日