ボスは迷文家シリーズ |
雇用創出の為にオジサンたちにITを教えるのもいいんだけど
青柳
首相は「こじきでも新聞が読める」といっていました。でも、日本人は「大学を出ても
英語もできない」といえましょう。日本人はすぐ、識字率の高いことを自慢しますが、
世界で一番英語を話す人の割合が低いのです。
小野沢
新聞が読めても自分の人生や安全についてを自分の思考で決断することができる
人が少ないですね。常に周りの人たちの価値基準や考えに合わせている。日本人
は平均寿命が世界一についても自慢しますが、私に言わせれば薬漬や寝たきりも
含み、健常人でも体力や活力のない人ばかりです。英語に関しては、別に書きます
のでそれをお読みください。「暗記や留学をするだけでは英語を習得することはでき
ない」
青柳
竹中氏などがいっているように、雇用創出に「IT産業を」と言っていますが、日本人
にITはムリですね。このことは、パソコンを教えていてよくわかることです。学校の
教師や会社員、それも普通に話をしていれば何も問題のなさそうな人でも、パソコン
となると、応用が効かない、マウスが使えない、などの障害が出ます。これらは精神
障害でしょうか?
小野沢
竹中氏の言っている根拠は理解できますが、日本がIT産業に入り込むためにクリアー
しなければならないことがIT以外にふたつあります。一つは英語力です。IT世界の共
通語の英語がきちんとできなくてIT産業で世界を相手にすることはできません。もうひ
とつは電話料金でしょう。余りにも高すぎてITに費やす時間が限られております。
これでは若い人(年よりはもう使い道がない)がITの訓練や試行錯誤を繰り返す
ことができません。
一般的に精神世界が狭すぎて多様性がない人が多いです。ですから、専門以外 のことに興味をもつことが極端なはなしタブーくらいに思っていることがある。自分 今住んでいる世界から一歩でて、他のことをやることができる人が少ない。私は 他人がやらないことを色々とやってきましたが、その多くが今まで生きてきた世界 から抜け出たものだったのです。その一つ一つをやるようになったことが信じられ ない と言われたことが度々あります。昔から情熱をもって挑戦してきましたが、 この言葉を使った時にさえ苦笑した人がいました。その人たちの生活の中では 余りにも非日常的 な別世界の言葉だったのです。他のサラリーマンたちの中に は、私がこの言葉を使って真剣に語ると、どう対応したらよいものかの戸惑い 示す人もいます。住んでいる世界の狭さだと思っています。
青柳
「こじきでも新聞が読める」のは確かに明治以来の教育政策のせいでしょうが、
これだけ教育が普及したにも拘わらず、アタマの程度が低いのでは、
小野沢
頭の程度が低いということは世界観が狭いためのものだと思います。出版社の
編集女史が、主体性をもってどんどんと自分の意志で決定をしていかなければ
ならない時代になったのに、今までの慣習,法則、そしてお上のやり方を盲目的に
信じ、君子危うき似近寄らずの判断すらできなくなってきている人が余りにも多すぎ
ると指摘していました。
青柳
他国の教育水準が上がってきたら、もう日本人はとても太刀打ちできませんね。
小野沢
既にベトナムやインドに負けてますね。アメリカでみていても彼らは凄いですよ。
反面、こちらの日本人は小金持ち酔いから醒めやまずに危機感はゼロです。
青柳
雇用創出のためにIT講習会などがあるようですが、あんなにレベルの低い講習
会で、世界のIT産業に立ち向かえると思っているのでしょうか。枡添氏がよく「日
本の官僚はバカだ」と言っていますが、そのとおりで、官僚はITの実情を理解で
きないのです。国民も官僚も政治家もバカばかり・・
小野沢
アルゴアでしたっけね、Information Highwayを最初に言ったのは、アメリカはクリントン
政権に入るとすぐに、時期産業としてのITに本格的に移っていった。1970年代の
後半には既にスタンフォード大学とUCLAの間でインターネットの実験が行われて
いた。この間、日本の官僚たちは何も解っていなかった。バブル経済に向う中で、国民
はマネーが全てとさらに驕り昂ぶり、IT産業を見込むことができなかった。これは一般
人も同じでした。燃料電池にしても同様だと思うのです。資源を持たず、石油経済に
右往左往し、燃料を石油に大きく頼りながらも、石油に代わる代替エネルギーの開発
の急務を認識していなかったバカ官僚たち。燃料電池ではアメリカ・カナダ、風力電源
ではスカンジナビア。その間に、工業生産品国家としての日本経済は崩壊していった。
これらの新分野で日本が先駆けていたら、生産拠点が中国に移って空洞化した日本
の雇用環境を埋めることができたはずなのです。青柳さんがおっしゃるように、ITに
関しては、日本のやり方では世界の足元にも及びません。今からITの先をみつけ
なければならないでしょう。ITなんて近いうちにキーボード離れをするでしょう。官僚は
なにもわかっていませんね。
ITは講習会なんか受けなくても、興味を持った人が独学でやっていくものです。DOS の時代でそうだったのですから、バカチョン・ウインドウズで講習会なんてやっても 効果はどうなんでしょうかね。
青柳
では、どのようにして雇用を創出したらよいのでしょう。それは、勤務時間を半分に
することです。そうすれば、雇用は少しは増えるでしょう。単純に計算すれば2倍に
なるところですが、今でもそんなにきっちり働いているわけではありませんから、「少し」
ということになります。午前組と午後組に分けるなどしたらいいでしょう。昼飯も食わな
いですみますから、節約になります。
小野沢
もう日本に雇用は増えないですよ。神風が吹くなんて思っていても大間違いです。
雇用を増やす為の産業基盤がないことを何で一般国民は知ろうとしないのですかね。
バブルが崩壊してから、どうしたらいいか、、なんて話ばかりで、アクションが全くない。
こんなバカを繰り返しているうちに、日本は取り返しがつかないところまできてしまった。
青柳さんも憶えていらっしゃるでしょうが、私が日本経済が崩壊するぞ!といったのは
確か96年の終わりでした。その頃の日経新聞なんて、不況ももうそろそろ底をついた、
なんて根拠のない浮世離れしたことを報道していたのです。
おのざわショージ
07/30/01