ボスは迷文家シリーズ

政は道造りから


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政(まつりごと)は道路造りから始まります。道路が輸送の決め手となります。輸送なしで経済活動はありえません。道路がきちんと造られていればいるほど経済活動の効率は高まります。道路作りが出鱈目だとそれだけ経済効果は低下します。道路が余りにも日常生活に密接しすぎているので、我々はその重要性についての理解が低いように思われます。

文明は常に大河のそばに生まれています。河という道があることによって、物流や交流が可能となるからです。それらが経済活動や文化交流を発展させます。道がなかったら、全てが集中して役割分担もままならず、社会機能の効率などが低下します。

京の都の時代は、きちんと道作りをしました。碁盤の目と言われますが、碁盤デザインという道造りは管理がしやすいのです。アメリカでもそうですよね、5231 Spring Street West, Seattle, Washingtonというだけで、Sprinと5th Avenue 西側の5231番地という風に理解できるのです。住所の番地を見ただけで、その建物が5番街にあることがわかります。末尾が奇数と偶数で道路を隔てるので、どちら側にあるかまでがわかるのです。町によっては住所の5の前にもうひとつ数字がつくことがありますが、おおかたこんな感じです。

この管理システムは交通、電気、ガス、学校域区分の上で効率も高めます。考えてもみてください。トラックの運転手が効率良く、数箇所に配達する上で、同じ道を行ったり来たり右往左往することさえないのです。アメリカですと、基本的には道路名が分かれば、後はStreetの番号を追うだけで済みますが、東京だと難しいのですね。東京で、例えば豊島区西池袋5丁目12番地9号、、。 道路名がないから、場所の検討すらつきません。

東名などの幹線の混雑、東京のシステム化されていない道と信号の数々。果論ですが、日本にきちんとした国土開発計画があったなら、大都市集中現象をおこさないように人口が地方分散するような都市開発もされていた筈でした。国土開発がきちんとなされていたなら、混雑や不動産高騰現象も発生し様がなかったろうし、不動産が高騰しなければバブル経済も酷くはならなかったでしょう。道路造成がきちんとなされなかった為に地方都市に住むことの不利が生まれ、人口の都市集中がおきたのです。道造りとはこれほど重要で基本的なものなのです。


おのざわショージ
2001年7月8日

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