ボスは迷文家シリーズ |
日本は次の五年の間に急速に悪くなる
全てに無関心のフリータですら、日本経済に不安を感じはじめております。 僕は日本が次の五年の間にはスピードをあげて悪化すると測んでいます。 打つ手はないですね。再就職を求めている人々は、経済の原型を頭に焼 きつけて、「自分」の力で何ができるかを考えることです。今の状況となって からも、「日本企業は永遠なり!」、だなんて馬鹿な幻想に取り付かれてい る日本のエリートたちはいないでしょうが、1990年代には大方の人たちが そうでした。そんな彼らだからこそ、「不況ももうそろそろ底をついて、」だな んて神風が吹くに違いないと夢見ているかもしれません。神風なんて吹きま せん。日本は次の10年は底に向うでしょう。
二十歳のフリーターです。中途&不景気のため職につくことができな いで悩んでいます。まあそれでなくても正社員たちが職を失っている 時代ですから、フリーターから正社員という就職はまず不可能でしょう。 仕方なくパチンコ屋でアルバイトしていますが、不健康だしコキつかわ れるし、将来が暗いです。このまま一生仕事決まらずに終わりそうで すごく不安です。
フリータの仕事ですら、今後の日本ではなかなかアキはなくなるでしょう。 僕は、経済活動の原型を中南米諸国で目のあたりに見ています。職が なければ、物々交換をやってまでして生活をしていく姿です。家中にある 不要品やガラクタを市で換金する姿でもあります。貧困に住む子供達 に玩具を与えれば、彼らはそれで遊ぶのではなく、バス停に行って、バス の乗客に売りつけます。日本人達は、雇ってくれる会社を待っていても 次の10年は求人数は減少していくだけでしょう。能力のある人間ならば、 その特技を活かして起業すべきです。その市場は国を選ばないはずです。 インターネットを利用すれば地球のすみずみまで行きつくことができるの です。
僕は1996年に日本が今の状況になるという予測をしました。そして、その 時、犯罪もかってなかったものが起きるようになると書きました。次の10年 に、犯罪発生率の上でも日本は最悪の状況に進んでいきます。次の5年以 内には、弱者を狙った犯罪が急増するでしょう。例えば、一人暮らしの老人 や女性を狙った強盗や殺人。身体障害者を狙ったカッパライ。祖父や祖母 を狙った孫たちによる殺人強盗。裕福な家庭の子供たちを狙った誘拐事件、 コンビニや銀行そしてサラ金などへの強盗、、、。日本にもペパースプレイを 常備品としなければならない時代が近づいてきています。
過去における80%までの日本の雇用は中小企業によって支えられて おりました。多くは、大手企業の下請けだったり、付加価値の低い商品 の製造メーカーだったりでした。この経済構造がうまく廻ってていた頃は、 内需も刺激されてサービス業も伸びていたのですが、大手メーカーの 生産や下請けの仕事、更には部品供給が海外に求められるようになっ てからというもの、日本産業の空洞化は深刻になってきました。
円安になれば雇用が戻ると考える人が多くいますが、現実はバブルに 向う中で、中小の工場は閉鎖され、多くの人々がマネー・マーケット投 資や、サービス業に転向してしまいました。その間に、彼らが得意とし ていた製品の生産拠点は中国などに移り、今では高品質の製品が格 安に安定供給されるようになっているので、今後、仮に円安になったとし ても、これらの輸出が増えることは考えられません。
日本の頭脳は海外に流出しているのです。その埋め合わせの努力を しなければならないのに、東南アジアの頭脳に冷たくしてきました。平 均教育水準が世界で上であることを誇っても次の日を背負うアイディア が出てくる国は奢り高い日本人が批判するアメリカです。
日本は専売業種の解体に遅れをとっております。共産主義の経済的行 き詰まりの最大原因が独占業を国の予算が支えていた点にありました。 当然、競争の原理が働かない業種には企業努力が皆無に近いから、コ ストダウンや技術革新力で遅れをとります。こうした独占業を保護し続け るかぎり、日本の病気は手術も不可能な状況に追い込まれるのです。
日本は新会社法によって若者達が起業しにくい制度をつくりあげました。 商売は千三ツですから商売成功の確率は1000分の三です。新企業を 数多く誕生させなかったら、30年後の日本経済を支える会社は育ちせ んよね。アイデアが出なくなったオヤジではなく、若く柔軟な頭が新アイ ディアを生み出すのです。しかし彼らには資金がありません。ここいら辺 も改革が必要なところです。
今、日本ができることは、
樺太を返せなんて言ってないで、あの地をロシアとの共同領土として、日
本の金と技術で、国際自然公園付の大リゾート件コンベンションのデステ
ィネーションにするのです。さらには、オキナワもアジアからのデスティネー
ションにすべきです。本州は、大都市への企業集中を解体して地方に分
散し、流通を効率良くすべきです。これにより、エネルギー、時間、不動産
価格などの効率が高まります。
大学の入学試験制度を今すぐに廃止し、アメリカのように出来ない学生は 単位がとれないようにすべきです。大学二年目からは、一年目の成績によ って、二年目のクラス受講の資格を決定すべきです。ここから受験専門の 学生たちが、奥においやっていた潜在能力が引き出されるようになります。
この潜在能力なしに頭脳の大量生産はできないのです。そうすれば頭脳的 無駄を省き、本質だけを伸ばすことができます。日本の受験制度は、高度 成長に向う中で役立った平均的に高品質の機械の歯車(サラリーマン)を生 み出しましたが、次の時代には、このような歯車は求められません。このこと に日本人は気付くべきです。
日本の受験勉強制度と教師たちほど、日本国民を悲しい運命においやった ものはありません。何ですか、あの教師たちの馬鹿加減は? 学生の向き 不向きの適正ではなく、「この成績では、どこそこ大学の法学部は無理だけ ど、あちこち大学の商学部なら受かるだろう、、、。」これが日本の教育者の 姿です。彼らが教える英語、数学、歴史のどれ一つとっても平均的学生たち には、それらの知識を社会で応用することすらできない程度のものなのです。
日本人は、買い物やアソビ旅行だけでなく、見聞を広げるための海外旅行を すべきです。世界観を変えて考え方の次元をシフトする必要があります。日 本では、経済一流政治は三流と言われておりましたが、大手商社マンや一流 銀行の駐在員たちの姿を多くみてきましたが、彼らは人間的に5流が多いで すね。もちろん彼らに経済の成り行きを測む力はありませんでした。真の一流 とよぶに相応しい日本企業は数が限られています。これも教育の結果です。
日本の若者達がフリータに入った背景には、自己認識力の低さ、将来への展 望のなさ、親や社会への甘えなどがあったのですが、これはバブル経済におけ る最後のバブルの姿かもしれません。今、全てが乾きさろうとしている路面に 最後まで残った「どうでもいい」バブルだったのです。それが今、消え去ろうとし ています。今の若者達に望むことは、今までのように欲望が満足されればそれ でいいとする刹那的な生き方ではなく、見聞を広げ好奇心と情熱を持って人生 を前進する為の動機を作り上げることです。就職することができなくて、絶望的 だ、という状況だったら、無銭旅行で貧困の国を歩いてみるべきです。すると 自分達がいかに甘いかがわかります。自分というものを発見する為にも低開発 国の貧困地帯を歩くことは意義のあることです。そこから何をやるべきかを知る ことができるでしょう。
おのざわショージ
09/05/01