ボスは迷文家シリーズ |
シアトルのアザラシ
動物愛護団体の主張は自然の摂理に反するもの

写真のアザラシのオッサンは、この暖かい日のお昼ねは陽ザラシになってましたが、僕がカ メラをもってすぐソバまで近づいたら、犬みたいに吠えやがった。
全ての生き物はFoodChainの中に生きている。穀物は野ネズミに食われて、野ネズミは蛇に食われる、蛇は狐に食われて、狐は大型の猫に食われる。そのどれもが死ぬと、穀物の肥料になる。このサイクルが繰り返されて自然はバランスを保っている。そしてこのピラミッドの下であればあるほど繁殖率が高い。シアトルにアザラシがいることは嬉しいのだが、アザラシを襲う天敵がいないと、彼らは鮭を食い尽くす。FoodChainのバランスは崩れるだけだ。
大型の哺乳類は魚を食い荒らす。クジラ、アザラシ、イルカなどを動物保護団体が守っているが、彼らには行き過ぎのところがある。クジラにしても絶滅寸前のクジラなどは総数が戻るまで守らなければならないことは理解できるが、完全捕鯨禁止にすれば世界の漁獲高は完全に下がることも知っている。しかし彼らは捕鯨前面禁止を叫んでいる。動物愛護という気持ちだけがそうしていて、FoodChain=自然のバランスは考えていないのだ。
巨大アザラシの昼寝
何しろ、クジラが食べる魚の量たるや、漁船の1日の漁獲高くらいは一頭の一日の量くらいある。彼らはハンターだから魚場をかえて旅をする。一箇所で食い尽くせば次の場所に移る。ある程度の捕鯨を許さなければ、世界の海の魚はクジラに食い尽くされてしまうのだ。自然の摂理は、そうなった時、エサを失った相当数のクジラの命を絶やすようにできている。クジラの数が減れば魚も戻る。そういうことだ。魚をエサとする自然の中の人間が、自分の餌場を脅かす食敵のクジラを食を目的として捕獲したとしても、それさえも自然の摂理の中でのことなのだ。全面禁止ということはおかしい。
鹿が良い例である。野生鹿を繁殖させすぎると植林などが被害を受ける。したがってシーズンを決めて狩猟を許している。これはとても合理的な考え方である。僕は、保護団体が鹿の狩猟反対でさわぐ光景を目にしたことがない。
クジラと同じ考え方で、アザラシにもやりたい放題やらせるべきではない。僕はアザラシの姿をみることは好きだが、天敵のないアザラシはシアトルの海の鮭やタラなどを食べ尽くすだけだ。冬の波止場でイカ吊りをしていると、アザラシが逃げるイカ群を追って艀ちかくまで迫ってくることがある。鰯や鰊そして烏賊などの回遊魚もやられてしまっている。
哺乳類だから殺したらカワイそうだという気持ちは良く理解できる。僕だって自然に生きる彼らの姿を目にすることが好きだ。しかし、自然のバランスを守ることも人間のためには大切なのである。グリーンピースだとかは善人ばかりだが、感情的なだけで思慮浅く短絡的な傾向にある。一度こんなことがあった。割り箸は、資源を無駄にしているから、イカンと言うだ。僕は言ってやった。日本人が割り箸を作る為に大木を伐採していると思ってんの?このオタンコナス! それなら、どうやってつくってんだ?と聞き返すから、割り箸なんて、ウエアハウザーが大木を伐採した後の大枝を使って作っているんだよ!割り箸ってえのはな、他には使い道がない枝からつくられてんの。とオノザワは嘘で反論、全く根拠がない舌先八寸でした。でもグリーンピースは納得してました。
シアトルではアザラシが鮭を食い荒らすので困っている。アザラシを捕獲してはタグをつけてカリフォルニアの海に戻している。しかし、鮫もいない海の上ここのシャチはアザラシを食べないからとても安全。アザラシはそれを知っているので、戻された後になって鳩みたいに戻ってきているようだ。
鮭の天敵として、シアトルの海にはクジラやアザラシの家族の他に、ハーバー・シール(あしか)と、カリフォルニア・Seaライオン(アザラシ)が棲んでいる。カリフォルニアからワシントン州への移り住んで来る人々の数は年々増加しているが、アザラシもそうなのだ。彼らは太平洋沿岸地帯の海を毎年北上してくるビンチョー・マグロ(アルバコアツーナ=シーチッキン)の群れを追ってがカリフォルニアから北上してくる。ワシントン州のサンホワン海峡で鮭の大群とであって、シアトルの海にやってくる。そしてこの豊かで荒れない内海にいついてしまうのだ。
動物愛護の人たちには矛盾が多い。極端なはなし、熊だとかライオンだとかの数を一定にしておかなかったら、人間が彼らから襲われるのだ。人間の餌場もなくなるのだ。この点どう考えているのだろか。30年前と異なって、現代では管理された中で数を決め手狩猟をしようとしているのだ。まずいことはない筈である。更には、動物愛護の人たちが矛盾なき主張をするならば、アーミッシュになって、さらに動物を搾取しない生活にはいらなければならない。現代人の生活は石油製品に囲まれてはいるものの、かなりの部分で動物搾取の上に成り立っているのだ。その恩恵にさずかり乍ら、ただ感情的になって捕鯨などを全面禁止するというのは矛盾だらけなのである。
シャチはもともと獰猛で哺乳類を襲うのだが、シアトルのシャチに関しては鮭を主食としているのでアザラシを食べない。FoodChainにあるのだから、シャチがアザラシを食べてくれると鮭も残るのだ。南米沿岸のシャチはヒナタをしているアザラシを砂浜まで上がって食べてしまう。Discoveryチャンネルでその画像をみたことがある。全ては人間の都合の上になりたつものなのだが、我々も生きていかなければならないからには、食料源の保護は大切なことだ。絶滅させてはいけない。しかし、保護だけを全面に出して自然バランスを崩すこともしてはいけない。
おのざわショージ
08/13/01