ボスは迷文家シリーズ

責任転嫁の美学(正論)
何故いまの自分が駄目なのかを主張して、それが通ると思っている正論


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「私の師匠のところで2日間の研修を終えた方が私のところを訪ねてきました。師匠からの紹介で、東京の YYさんのオペレーションを見学してきたそうです。 YYさんのオーナーは彼に向かって私の師匠のこと をボロクソに語ったということでした。教えてもらった通りにやったのにちっとも上手くいかないことが 理由だということなのですが、私はちょっと違うんではないかな、教えてもらったことを基本に自分なり の工夫だとかが欠けているのではないかな、と感じました。結局は、教えてもらったことを活かして自分 のセンスを磨いていない、教えられたことを100%鵜呑みにしてしまっているだけなんですね。 師匠はあくま で入り口を教授したまでのこと。鵜呑みにしてただけで上手く行かない、だから悪口を言うというのでは 以ての外としかいえません」。こんなお便りを頂きました。

売れない理由には、ロケーション、店構え、店主の雰囲気など他の要因もあるわけですよね。総合的な ものだと思います。それは本人もわかっているのではありませんか。しかし、誰か人の所為にしてスト レスをぶちまけている。そんなとこでしょう。ただ、それが悪口として受け止められないように 正論で悪口を正当化しているつもりになっているのです。本心で悪口を言う人もいますが、 まあ、そういう人には自業自得の結果が待つだけです。彼を救う理由はどこにもありません。優勢の 法則が働いて、前に進む強い者が勝ち残り、不平不満や嘆きに時間を費やす弱いものはすたれていく。 ただそれだけのこと。

テレビっ子たちは常に受動態で生きてきたから、物事が上手く運ばなかった時は誰かに責任をなすり つけて常に自分が正しくて他の人が悪いというシナリオを作ります。しかしそれは対外的な体裁上の 演技だけであって、内面的には自分の力が及ばなかったということの自覚がある筈です。子供なら まだしも、大人にそれをやられると聞いている方は疲れるだけですね。自分の責任とか主体性はどこに いったのか、、そんなことは考えてもみない。極端な責任転嫁では、今の自分が活き活きとした人生を 送っていないのは、学校も親もそんなことを教えてくれなかったからだ、というのがあります。僕は、 何人かの人たちからこうした言葉を聞かされています。その中には40代50代の人も いるのだからオドロキです。主体性がないことはなはだしいのですが、本人たちは正当な理由だと 信じているのですから、何ともはやなのであります。しかし、現在の40、50代 にはテレビ文化の産物が多く混ざっていますから、そういう人たちとであう機会は多いわけです。

アメリカでは、他人に責任を転嫁して何故いまの自分が駄目なのか主張し たところで、その人は聞き手の心の内で、言い手はルーザー(敗北者)であるとの烙印を押されるだけです。

おのざわショージ 050102

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