ボスは迷文家シリーズ


Vol.29

田中角栄が懐かしい


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日本の経済がここ七年の間に危機に向かっていたにも拘わらず、政治屋たちは、政党の利権争いに明け暮れて自分達のエゴの主張をし続けるのみ。官僚にしたところで、与えられた政府予算を使いきる為に、無駄な出張や無駄な工事を繰り返すだけの無意欲無策ぶり。 国民の利益など考えも及ばないのではないか。政党分裂にいたっては、クリントンが二期にわたって大統領の座を勤める間に、日本の首相は、宇野(?)、細川、羽田と始まり橋本に至るまでに何人変わったのであろうか。僕には順位や名前すらついていけない。自民党分裂後無数に増えた政党の名前なんて、知る努力すら無駄に思えてしまう。 ジャズのスタンダードでテイク・ファイブなら知っているが、フロムファイブだかフロムセブンとか言われるともう全く訳がわからない。もう今はないのだろうけど、何だろうあの"さきがけ"っていうのは。こういった政争は国際的に見てみっとも無いだけでなく、これではどこの国の首長とも長期的な関係を構築することもできない。先方にしたって、明日辞めるかもしれない日本の首相を真面目に相手にする気にならないであろう。これでは自民党を嫌っても、佐藤栄作や田中角栄のリーダーシップが懐かしくなってしまう。

January 8, 1998

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