ボスは迷文家シリーズ


Vol.7

景気回復とMake Drama



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景気回復とMake Drama

かーるくマルクスルとトリトメもなく何だかんだデ・ラマンチャ
日本の空に妖怪が徘徊している、大不況だの社会不安だのといった妖怪が徘徊している。本当はそんな妖怪たちの姿に、恐れおののいて欲しいのだけれど、国民は見向きすらしない。浪費を生きがいとして有頂天の毎日。コマッタもんですね。バブルはじけもヨソに有頂天は続くので、ヤバイヤバイとカールクまるくするのでしょうか。

僕には平均的な日本人がまるで飼い慣らされた羊の群れの様に見えてなりません。目の前の蝿を追うことはしても、日本経済の行方や、安定した(?)現在の経済が崩れた時のことを考えたりはしない。「安泰よフォーエヴァー!」と信じて疑うことを知らない。だいたいにおいて車が全然来ない商店街の交差点にあっても、羊飼による青色信号の導きを無思考に待ち、自己の判断で自分の行く先を決めることはしないし、群れ(同じ生き方)からも離れ様ともしない。これでは羊飼に導かれた羊たちとカワリマセンね。ドウシタモノですかねえ?

バブル経済への突入は、高度成長の終焉を皮切りにハイテク産業への生産品シフトがきっかけでした。高度成長期に「安かろう、悪かろう」と蔑みされ続けられた原産地表示「Made in Japan」のイメージ・アップにともなって、欧米白人社会への劣等感特大印の貧困の国の国民が、経済力そして偉大な企業という団体の力をバックに自信をつけたのです。その子供たちは自信と小金つきで生まれて、、、。「けっして悪いことではない!」とここで僕は無理をスルごまをスル! 僕も余り大きな声で他人のことは言えないのだけれど、自己批判をこめて勇気をもって言わして頂きますので失礼、「今の日本人は、貧困時代への反動か何か知らないけれど、持ち慣れなかったお金を急にもって次々に大きな無駄づかいをすることが多くなったですね! 外観や形だけを装い精神面を疎かにした蔑称小金持ちになってしまった様に見えてなりません! 商社の海外駐在員の多くをみていてもそうではありませんか。大樹をバックに、駐在だからこそ入手できる高級車を乗り回し、小金の力でアメリカ人社員をしもべの格に置き優越感に浸り、彼等を小馬鹿にするのです。大樹という後ろ楯をとった時に何も出来なければ出来ない人ほどそうです。だからといって全員が全員ということではないのですが、大商社になればなる程それが言えて、見ていても見苦しいですね。白人社会への劣等感は、そんなことでしかハネツケルことが出来ないなんて」。

「Made in Japan」のイメージ・アップと反比例するかの様に、¥@$印の前に真の意味での精神文化が等閑にされてしまいました。これではどんな一流の服装に身をまっとて、一流ぶったレストランで食事をながら、ン十万円もする高価な時計を身につけてそれを自慢したところで、言わずもがなです。だから、そんな一流ぶりも食事時のマナーでは隠し様がないので手の内がバレてまうのです。これは観察していてもすごく滑稽ですよ。もっと言えば、私生活は三流のウエイターやウエイトレスによる形だけの一流サービスをうけて、、、何が嬉しいのだ、と思ったりもするのです。だけど、そんなのは単なる一流ゴッコに過ぎないですよね。まあ、本人たちにしてみれば、それでハッピーなのだから、僕がとやかくいうことでもないのですが、、、。これも日本にはびこるエセ文化の中にひたりに浸っているので仕方がないと言えばそれまでなのですが、、、。本来、精神性の高さや教養の高さが一流のマナーを生みだしリファインされた文化を形成するものですが、日本の現状は商業主義のもとに物欲と見栄にドライブされて浪費を繰り返すだけ、、、ですね。

でもそうはいっても彼等はお人好しばかりなので、、何て言ったらよいものか、まあ逆に言えばお人好しだからこそ商業主義に操られてしまうのですけど、、。小金を浪費することによって経済の刺激にも大きく貢献していることも事実なので、まあここのところは日本経済の立役者ということで、、、。 だけどアメリカだったら十分に半値で売れるような電気製品でも、新製品欲しさに粗大ゴミとして棄てられている現場を目にする度に僕は考えさせられてしまうし、そして、そういった彼等からミエ見えの見栄による一流ブリを見せつけられる度に、僕は疲れてしまうのですが、、。

ところが、こういった行動様式の陰にはちゃあんと仕掛け人がいるのです。お分かりでしょう、その仕掛け人とは誰か。それは何を隠そう他ならぬテレビや雑誌などのマス・ミディアなのです。 確固たる自分をもたない気弱な日本人の多くは、雑誌紹介通りのブランド・ファッションを身に着けないと自己主張ができないし、又そうでないとダサイないといった感じの暗示にかかってしまい、更にはハイビジョン・テレビでないとテレビではない、と洗脳をされてしまうんです。まあ指示待ち人間だからこそ飼い慣らされているのでしょうか。(別に偉ぶるワケではないのですが、因みに僕がきょう着ているシャツはもう20年も前に貰ったものなのですけど、「ダサイナイワ」あのオヤジと言われそうなリスクを覚悟の上でまとっています。ただし、僕の場合はただ単に物持ちがヨイだけですが、、)

こうして物品製品商品流行品新品ブランド品等々に囲まれて生きる彼等彼女等から、”物”を取り上げてハダカにでもしたら、自慢できるのはデカチンかデカパイくらいなのでしょうか、実際はチョボチンとペチャパイが殆どですよネ?絶対に! だけど別にペチャパイが悪いと言っているのではありません。あれはあれでケッコウいけます。ただし、チョボチンの場合はどうなんでしょうか、、ちゃあんと目的を果たせるのでしょうか。僕には分かりません。もちろん内なる資質なんてありゃしないですよ。何て言ったってノーテンやフリテンばかりなんですから。そんな連中にアルマーニでもアルマイに!スイマセン日本語で「孫にも衣装」が対比的同義語と思えます。

そこで、声を大にして言わせて下さい。オキロ、目ヲサマセ、バカ、アホ、チンクシャ(本当にチンクシャの方、ゴメンナサイ)。 ねえ、皆さんいま日本の経済が大きく変わろうとしていることに気がつかないのですか? 一部の業種を除いて日本でモノを生産して輸出する時代は終わったんですよ! もともと日本は資源に恵まれない国で、原料を輸入し、加工または組立の上、製品の輸出をして、経済を成り立たたせていた貿易立国であることは中学の社会の授業で習いましたね?憶えていらっしゃいますか?。この経済システムがあったからこそはじめて安定した雇用を確保することが出来たんですし、国の経済力も大きく伸びた訳です。ところが、バブルの終焉にトドメを刺すかの様に高騰した円は七十円代をつけて、高度成長以降に伸びたハイテク産業品の輸出にすら大きく悪影響をおよぼしたのです。いくら円がその後で下落しても、一度失われたセールスを取り戻すことは容易くないのです。七十円代をつけた時点で、生産地の移行や廃業があったものですから。それでもまだ頑張っている業界もないわけではありません。光学関係や精密機械がそうですし、半導体の一部もそうありますね。ニコンやキャノンが高品質レンズを、そしてマザックが精密機械を中国や台湾に輸出してみたところで、それはキャノンのレンズを採用した中国製の複写機の商売につながるだけですし、またマザックのコンピューター制御の機械で削られた精密なアルミ部品で組み立てられる中国の完成品の輸出が伸びるだけなのです。それによって中国内の雇用を高めることはしても、日本を含むその他の生産国の商売を脅かすのみならず、その息の根をとめるものでしかありません。

こういった例は戦後の歴史を振り返れば枚挙にいとまがありませんネ。日本が他国の経済に打撃を与えて成長してきた様に、今は中国を含む東南アジア諸国が、徐々にそして確実に日本の輸出力に打撃を与えてきました。これにより今日の日本の輸出産業は全滅寸前といっても過言ではないし、若しこの言葉の選択が正しくないのならば、多くの業種で再起不能なまでの大打撃を受けた、とでも言い直します。いくら中国向けにこれ以上レンズや機械を輸出したところで、またインターネット産業が脅威的に伸びたところで、既に失われた若くはこれから失われていくであろう日本の雇用を支えることは出来るとは思えないので、だからこそ経済危機が迫っていると僕は言いたいのです。よく考えても見て下さい、第一次産業である農業や漁業は昔から力不足だし、輸出どころか輸入に頼っています。日本の繁栄に貢献した第二次産業の製造業が壊滅的な状態に陥った今日の日本で、これから皆さんはどう喰い繋いでこうと思っていらしゃるのでしょうか、、。 第三次産業で皆さんボケボケの有頂天なのですが、これは第一次そして第二次と充実した産業があってはじめて盛んになる産業なのです、、、。 だからこそ第一次はともかく、第二次で新しい業種の開発が最も緊迫した課題であるし、また別に新たなる第四次産業の掘り起こしが迫られているのです。にも拘わらず政府はアグラ行政でアングラ金融。本来ならば企業をひっくるめで取り組んでないといけない緊急事態だというのに、、。 僕は不満がタラたらになってしまい、そのうち僕のNO味噌はタラチリになってしまうのではないかと、寒い冬の晩に湯気立てて食べるタラチリの夢までみてしまいそうです。

フリートレード、フリーエンタープライジング、即、自由競争。自由主義経済は企業体に対してあらゆる努力を強いるもので、自由競争はより高機能で高品質そしてより格安な製品を開発する上での絶対条件でもあります。日本の政府による国鉄や米農家に対する行政をみてみれば明白なのですが、保護政策に守られた企業体は生存繁栄のための努力をしなくなります。米政府がデトロイトの自動車工業の保護政策にのりだし、日本車に高い関税をかければ、守られたメーカーはより良い車をより安くという企業努力をしなくても済むので、競争力に欠ける車しか造らなくなります。すると輸入車は保護主義の輸入規制の下に高額になり、国民が車を購入する時の選択の範囲から外れてしまいます。結果的に米国民は価格に相応しない自国製の車を購入しざるを得なくなる、言い替えれば、保護政策は国民の利益に反するということになるのです。だから自由競争は貫き通さなければなりません。日本の商売に打撃を与えた中国や台湾に責任はありません。ですから米国民が日本企業に八つ当たりしたように、日本人が中国や台湾を恨んだところで、それはオカド違いなのです。まあそんなことはないとは思いますが、、。

ところが、こんな折だというのに行政はまだまだ天下りの為に法人子会社の設立には忙しくとも、民間を繁栄させる為の新産業の育成や発展は疎かにしているです(断言!)。日本の経済成長を支えてきた基幹産業がなくなった今、先のことをどう考えているのだろうか?と心配をしてしまいます。日本に危機感が漂っていないのでコワクなります。だから皆さん達に対しても、勇気をだして言わしていただきますのでゴメンナサイ。失われた収入源に見あうだけの産業なんてそう簡単に作り出せないというのに何を考えているのですか? 日本の明日が脅かされているというのに、ノホホンとしてる場合ではないのではありませんか? バブルがはじけてもう五年経ったから、景気ももう底をついた頃だろうだって? また何を根拠にそんなことを言うのですか? それは楽観的な皆さんの希望的観測でしかありませんヨ。 日経の見出し:「景気回復の兆しか?東西南北社で新設備導入、、、」。 一社が新設備導入して、一国の景気なんか回復なんかするものか! 「兆しか?」と期待したい気持ちは誰にでもあるので、そんな見出しは指示待ち人間の短絡思考回路に対して「景気回復デス!だから明日は明るいッスよ」との信号を送るようなものデスよね。だから僕はそんな楽観的な見出しはヤメロ!って声を大にして言いたいのです。日経なんてこういった見出しで読者の関心を集めておいて、関連雑誌の売り上げを伸ばそうとしているだけですヨ。 皆さん、ミディアの言っていることはアテになりません。統計とか何があったとかの事実関係の報道はまだしも、彼等の観測なんて天気予報と同じくらいアテにならないのです。それは誰にも為替が予測できないのと同じで、日経の言っていることが正しかったら、誰でも先をこしてリッチになっています、そうでしょう? オーソリティーたちに任せておかないで、皆さんご自分の問題として考えてみて下さい。是非お願いします。何といっても重要度の高い課題なのですから、、。 少しは危機感をもって下さい。

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