Vol. 97
日本に紹介されないアメリカの真の文化
僕の住む タイガーマウンテンの麓の町イサコアにある小さなビレッジ・シアターでは、一年を通して何かしらのミュージカルをやっています。平日に行ってもいつも満席。予約をしておかないとチケットの購入はできないくらい人気があります。
一昨日My Fair Ladyを観てきました。僕は、この映画は高校生の頃に封切りになった時に以来今回を含めてもう十回は観ております。前回は、四年ほど前に、ダウンタウンのフィフス・アベニュー・シアターでリチャード・チェンバーレインがDr.Higginsの役を演じた舞台を観劇しました。これは、全米をツアーしているニューヨークのミュージカルだったのですが、それと比較しても、ローカルなシアトルの劇団のショーは、ひけをとりませんでした。二百人くらいしか収容しない小さな劇場で観る芝居には親近感があり、一体感もあり、何と言ってもコ−ジ−、そうフィット感が良くで暖かみを感じるのです。
米国ならば他の都市でもそうだと思うのですが、どこの田舎町にいっても、街には郵便局があり小さな劇場があります。シアトルの場合は、メトロポリタンなので、郊外の街も多く、その数だけ劇場があります。だから、シアトルの劇団が、シアトル郊外の劇場をツアーするだけでも職業としてなりたつのだと思います。ここに、僕は日本に紹介されることのないアメリカの真の文化を感じます。
小野沢昭志
1998年12月24日
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