ボスは迷文家シリーズ |
良い想い出をつくってきてください! 良い旅を!というよりも洒落た言い方なんだろうか
面白いな、と感じたことがひとつあります。今月予定している僕の南米旅、、良い想い出をつくって きたください、、と言って下さる方が数多くいます。僕は想い出つくりの為に行くのでは ないのですが、こういう言葉が出るということは多くの人にとっての旅とは想い出つくり なのかもしれません。僕は旅先での僕自身が被写体となった写真を殆どもっていません。 自分が気に入った写真を下心つきで撮影するだけ。不細工で醜い自分の写真なんていらないのです。 でも、観光の人たちは別です。行った先々で「この場に来たよ」という記念証拠写真を 撮るのでしょう。
アメリカだと、ストレートに「良い旅を!」。これは「良い想い出を!」とする感覚との間に 大きな隔たりがあります。どちらが良くてどちらが悪いということでなく、生活感や価値観 が異なるからでしょうが、基本的には日本人にとっての旅は、島をでて遠くの外国に行くという 気持ちが強いからなのだろうか?とも考えます。
一年前、得意先の出張者をこちらで面倒みた あるシアトル日系会社の人から寿司屋で聞かされた話。福島県のA社の出張者Bさんは初の アメリカ出張ということで親類縁者から送迎会をうけて選別までもらった。ところが 成田まで行った時、アポがキャンセルになったことが判明。しかし送迎会や選別三昧にあって 今更土産なしで戻ることができず、取り合えずシアトルにきた。そしてお土産ショッピングに 突き合わされた、とボヤいておりました。そうか、海外出張にお土産が欠かせないわけで、 ビジネスよりもお土産が優先されるのか、、、。ふむふむ、、道理で日本の経済は救いようが ないわけだ。
当家なんぞは、自慢ではないが、父が国外に出張することを家族にも言わないでアワテテ出てしまう ことだってあるんですが、、。東京から電話して、息子が受話器をとって、、夕べどこへ行ってたんだ と追求されて、日本だよと応えるような家族です。
小野沢、昭志 2002年1月2日